オフィスセクターの再考 時代に見合った資産への最適化

(4)都市別の概況 上海 • 大量の新規供給

シドニー • 空室率は高まっている、グレード間の格差は継続 • 約 60 万平米のオフィス・スペースが陳腐化するリスク、プ ライム・オフィス間の競争は高まる シンガポール • 80-80-80* • 建築建設局のグリーン・マークプレミアム基準への対応 東京 • 都心部を中心に築古のビルが多い • セカンダリー・グレードの物件は相対的に多い • 包括的な管理基準は存在するものの、遵守は任意 *2030 年までに延床面積基準で 80% の物件が環境認証を取得し、 2030 年以降の新築物件の延床 面積 80% が超低燃費物件となり、 2030 年までに高い環境基準を満たす物件で 2005 年と比較して 80% 以上のエネルギー効率化を達成するという、シンガポール建築建設局の政策目標 出所:クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド

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• 賃貸借契約期間は短期 • セカンダリー・グレードの割合は高い

香港 • サステナビリティ認証の取得率は低い • 空室率は高止まり ムンバイ • 築浅のビルが多いものの、都心の平均築 年数に限れば、 45 年に達する • 約 13% の物件がテナントが求める品質を 満たしていない可能性

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RETHINKING THE OFFICE SECTOR

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