オフィスセクターの再考 時代に見合った資産への最適化

レポートの概要 : アジア太平洋版

概要

• 主要市場のオフィスストックの約 50 %がセカンダリーグレード • 約 50 %の優良ストックのうち、サステナビリティ認証を取得しているのはわずか 43 %。つまり、プライム グレードでサステナビリティ認証を取得しているのは 28% に過ぎず、残りの 72 % は何らかの形の対応 を行わなければ時代遅れとなる可能性 • 2025 年の地域全体の空室率は約 18 %(空室面積は約 3,620 万平米)を超える見通し。しか し、好立地オフィスに対する需要は堅調であり、想定されるよりも陳腐化のリスクは低い • プライムストックの加重平均築年数の中央値は約 16 年、全体に占めるプライムストックの割合は都 市により異なる • 陳腐化のリスクは相対的に評価されるべきでありであり、資産ごと及びマーケットごとに評価は異なる - 中国、インドなど新興国のプライム・オフィスは比較的築浅だが、サステナビリティ認証を取得してい ないことが多々ある。また、中心地を外れるとセカンダリ―・グレード以下の物件が多く存在し、陳 腐化が顕著となる傾向。 - オーストラリア、日本、シンガポールなどの成熟した市場ではサステナビリティ対応が比較的進んでい るが、規制強化に伴い、ビルオーナーは更なる改修の圧力に晒されつつある。また、今後の市場拡 大は見込みがたいため、優良テナント確保に向けた競争が激化する傾向。

APAC * に所在するオ フィスのうち、セカンダ リー・グレードの物件

APAC * に所在するプライム・ オフィスのうち、サステナビリ ティ認証を受けていない物件

* 分析対象は以下の 10 都市:北京、ベンガルール、デリー、香港、メルボルン、ムンバイ、上海、シンガポール、シドニー、東京 出所:クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド

RETHINKING THE OFFICE SECTOR

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